遺品整理・実家片付け

遺品整理の費用相場|間取り別・一軒家・追加料金の目安

遺品整理の費用を調べる方へ、間取り別の公式掲載例、料金に含まれる作業、一軒家で高くなりやすい条件、追加料金を防ぐ見積もりの確認方法を紹介します。

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家具、階段、収納、屋外物置が見える一軒家の搬出条件
目次
  1. 間取り別の費用は「何を含むか」と一緒に見る
  2. 1Kでも高く、一軒家でも抑えられることがある
  3. 費用の内訳は六つに分ける
  4. 一軒家で費用が上がりやすい条件
  5. 追加料金になる条件を契約前に確認する
  6. 見積もりは作業範囲をそろえ、最終的な負担で比べる
  7. まず家の条件を一枚にまとめる

ここで紹介する間取り別料金は、事業者が示す開始価格で、自宅の確定額や全国平均ではありません。このページでは二社の公式掲載例を使い、税込の開始価格と作業範囲を確認し、自宅の見積もりを読む方法を説明します。

費用を見るときは、先に次の三点を確認してください。

  • 税金を含むか:税別表示は、そのまま税込表示と比べない
  • どこまで含むか:仕分け、搬出、車両、処分、清掃の範囲を見る
  • 何が追加になるか:家電リサイクル、階段搬出、供養や特別な清掃など、自宅に必要な別料金を確かめる

同じ2LDKでも、収納が空に近い家と、物置や庭まで家財が残る家では作業量が変わります。部屋数、荷物量、搬出条件を伝え、追加作業の条件まで含めた見積もりを取りましょう。準備する情報は、遺品整理の見積もり前に伝える七つのことにまとめています。

間取り、家具の量、階段、物置、搬出距離など遺品整理費用が変わる条件を確認する机上
間取りだけでなく、物量、作業範囲、搬出条件までそろえると費用を比べやすくなります。

間取り別の費用は「何を含むか」と一緒に見る

2026年10月5日に再確認した二社の公式掲載例です。比較しやすいよう、さくら生前・遺品整理社の税別価格は、消費税10%で税込に換算し、元の税別価格も併記しました。いずれも開始価格で、作業条件は同一ではありません。

間取り遺品整理サポートセンター(税込)さくら生前・遺品整理社(税込換算/元の税別額)
1K38,500円〜(税込)33,000円〜(税別30,000円〜)
1DK66,000円〜(税込)44,000円〜(税別40,000円〜)
1LDK66,000円〜(税込)55,000円〜(税別50,000円〜)
2DK132,000円〜(税込)66,000円〜(税別60,000円〜)
2LDK154,000円〜(税込)88,000円〜(税別80,000円〜)
3DK187,000円〜(税込)99,000円〜(税別90,000円〜)
3LDK209,000円〜(税込)110,000円〜(税別100,000円〜)
4DK・4LDK掲載なし121,000円〜・132,000円〜(税別110,000円〜・120,000円〜)
一軒家間取りと条件による別途見積もり
条件遺品整理サポートセンターさくら生前・遺品整理社
含まれる主な作業梱包、搬出、清掃、車両、処分料金見積もり、仕分け、廃棄物処理、養生、積込み、15分程度の清掃
別に確認する費用家電リサイクル料金、オプション作業階段割増、原状回復程度の清掃など
金額が変わる条件荷物量、作業量、作業環境物量に合わせた見積もりと、必要なオプション

税込にそろえても、作業内容が同じになるわけではありません。表の数字で安い会社を決めず、自宅に必要な作業を含めた見積書で比べます。

「2LDKはいくら」だけで電話を終えず、物置や屋外品も対象か、別料金の作業が必要かを伝えてください。

1Kでも高く、一軒家でも抑えられることがある

部屋数は、作業規模を想像するための分かりやすい目印です。ただし、料金を直接決めるのは、処理する物量と作業に必要な人・時間・車両です。

たとえば1Kでも、床から天井近くまで箱が積まれ、冷蔵庫、洗濯機、ベッド、大型収納が残っていれば、少ない荷物の2DKより作業量が多くなることがあります。反対に一軒家でも、家族が重要品を取り分け、空の部屋が多ければ、すべての部屋に家財が残る場合より対象を絞れます。

そのため、電話やフォームでは次のように伝えると概算の前提が見えやすくなります。

  • 建物は戸建てか集合住宅か
  • 部屋数と階数
  • 床が見えるか、収納がどの程度埋まっているか
  • 大型家具・家電の数
  • 物置、庭、車庫、ベランダも対象か
  • トラックを玄関近くへ停められるか
  • 自分たちで残す物を分けるか、仕分けから頼むか

写真で概算を聞ける場合もありますが、正式な見積もりか、現地確認前の概算かは分けてください。写真に写っていない収納や屋外品が後から対象に加わると、金額が変わる理由になります。

費用の内訳は六つに分ける

「遺品整理一式」とだけ書かれた見積書では、金額の理由が分かりません。少なくとも、次の六つへ分けて確認します。

1. 仕分けと梱包

残す物、家族へ確認する物、手放す物を分け、箱や袋へまとめる作業です。通帳、印鑑、写真、権利関係の書類など、見つけたときの扱いも決めます。

家族で仕分けを済ませれば作業量を減らせる場合がありますが、無理にすべて終える必要はありません。自分で行う範囲と業者へ頼む範囲を先に決め、転倒やけがにつながる大型家具は任せます。

2. 搬出と養生

家財を室外へ運び、壁、床、エレベーター等を保護する作業です。階段しかない、廊下が狭い、集合住宅の搬出時間が限られるといった条件で人数や時間が変わります。

3. 車両と処分の手配

トラックの台数、積込回数、処分方法に関わる費用です。家庭ごみを誰が収集・運搬するのかも確認します。遺品整理会社が自治体の許可業者と連携する場合は、見積書で分担を確認してください。

4. 清掃

掃き掃除や拭き掃除程度の「簡易清掃」と、汚れを落として部屋を整える「ハウスクリーニング」は同じではありません。どの場所をどの状態まで清掃するのか、写真や言葉で伝え、業者と合意しておきます。

5. 家電リサイクルや特殊な品

テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は、家電リサイクル料金等が別になることがあります。金庫、ピアノ、消火器、灯油、バッテリーなども通常の家財と同じ扱いとは限りません。

6. 供養、解体、移動などの追加作業

仏壇・人形等の供養、大型家具の解体、別の家への形見の配送、エアコン取り外し、物置解体、庭木や屋外品の撤去などです。必要な作業だけを選び、不要なセットを外せるか聞きます。

一軒家で費用が上がりやすい条件

一軒家は、単に部屋数が多いだけではありません。見落としやすい場所が増えます。

  • 押し入れ、天袋、納戸、屋根裏、床下収納
  • 物置、車庫、庭、ベランダ
  • 二階・三階からの階段搬出
  • 婚礼家具、介護ベッド、金庫などの大型品
  • 長年使っていない家電や多量の書籍
  • 家の前に車両を停められない立地
  • 家族が遠方で、仕分けや立ち会いも任せる場合

見積もり当日に、担当者とすべての部屋・収納・屋外を一緒に確認します。対象外の場所には印を付け、見積書にも「物置を含む」「庭は除く」と残しましょう。

追加料金になる条件を契約前に確認する

国民生活センターには、作業当日に予定外の料金を求められ、最終的に見積額の二倍になったという相談例があります。追加作業自体が必要になることはありますが、発生条件と承認方法が曖昧なまま作業を進めないことが大切です。

契約前に、次の質問をします。

  1. この総額に含まれない作業は何ですか
  2. 荷物が増えた場合は、何を基準に追加されますか
  3. 当日に特殊な品が見つかったら、作業前に連絡がありますか
  4. トラックの台数や作業人数が増えた場合の単価はありますか
  5. キャンセル料は、いつから、いくら発生しますか
  6. 買取品がある場合、見積書では作業費と分けて表示されますか

「追加料金なし」という説明を受けた場合も、追加料金がかからない作業範囲と条件を書面で確認します。対象外の作業を後から頼めば金額が変わる可能性はあります。

見積もりは作業範囲をそろえ、最終的な負担で比べる

二社の見積もりが十万円と十二万円なら、十万円を選びたくなります。しかし、安い方に物置、家電リサイクル、清掃が含まれず、後から必要になるなら、最終負担は逆転するかもしれません。

見積書を横に並べるときは、次の表を使います。

比較項目A社B社
税込総額
対象の部屋・屋外
仕分け・梱包
搬出・養生・車両
処分の手配
清掃の範囲
オプション
買取額の扱い
追加料金の条件
キャンセル条件

業者の確認項目をさらに詳しく比べたいときは、遺品整理業者の選び方へ進んでください。

まず家の条件を一枚にまとめる

間取り別料金は、相談を始めるための目安です。自宅の確定費用を知るには、部屋数、物量、残す物、屋外品、搬出条件、期限、頼みたい作業を同じ条件で伝える必要があります。

まずは部屋と収納を一周して写真を撮り、見積もり対象にする場所を一枚のメモへ書き出してください。そのメモがあれば、相談先ごとの金額と作業範囲を落ち着いて比べられます。

参考にした資料(3件)

掲載金額は各事業者が公開している開始価格の例で、全国一律の相場ではありません。税込・税別、作業範囲、荷物量、搬出条件、地域で変わるため、現地見積もりで総額と追加条件を確認してください。